今回お邪魔する事業者さん
・加藤電機株式会社
・所在地:愛知県半田市花園町6-28-10
・創業:1965(昭和40)年
・従業員数:30人
最近ニュースなどで増えているキーワード、車の盗難・防犯カメラ・GPS……etc. 時代と共にセキュリティへの関心や需要が、高まっています。
今回は、半田市に本社を構えるセキュリティメーカー・加藤電機株式会社に伺いました。
同社のお仕事はいま、車の盗難防止のための商品やサービスを中心に、防犯カメラやGPS見守りシステムまで幅が広がっているといいます。

業務も、自社ブランド製品の企画開発・製造から、カー用品店への営業・販売、展示会への出展や、イベント・キャンペーンの企画、またECサイトの運営、車への取り付けサービスとさまざま。

そこで今回は若手社員4名に、どんなことを担当しているか教えてもらいました。
集まってくれたメンバーは…
滝さん/インストーラー(30歳・2018年入社)
車にセキュリティシステムを取り付ける専門職として8年勤務。工学部電気電子学科出身で、専門知識を発揮。
山口さん/ECサイト運営(25歳・2024年入社)
入社2年目で、未経験からECサイトの運営・企画に携わり、商品ページの改善や施策立案など、売上向上への取り組みに挑戦中。
加藤さん/営業(28歳・2024年中途入社)
東京も含む取引先を訪問し、新製品の提案や店舗の棚割り、キャンペーン企画などを提案。採用活動やSNS運営も兼任。
稲生さん/営業事務(18歳・2025年入社)
2025年に入社したばかりで、得意先からの受注・売上処理を担当。イベント準備や採用チームの業務など幅広い業務へ積極的に関わり、日々新しいことを学んでいる。

4つの部門の仕事、教えてください
――まずインストーラーって何をする仕事ですか?
滝(以下敬称略)「お客様の愛車にセキュリティシステムを取り付ける仕事です。勤務先は名古屋市天白区にある『セキュリティラウンジ名古屋』。自社で運営している “カーセキュリティ専門店”で、全国に9店舗あるんです(2026年1月現在)」

滝「車種によって取り付け方が違うので、最初は大変でしたけど、先輩に教えてもらいながら、今は1人で完結できるようになりました」

▲実際のインストール作業の様子
――ECサイト運営をはじめとした普段の業務ではどんなことをしているんでしょうか。
山口「新商品の登録から、問い合わせのメール返信、販促の企画やデザイン、説明書の制作まで幅広く担当しています」

山口「製品の検品も大切で、入荷したら、外観だけでなく中身や動作まで、1つひとつ丁寧に確認するんです。正直、手間はかかりますが、お客様に安心して使ってもらえる製品を届けるために、欠かせない業務だと感じています」

――営業職はどんなお仕事ですか?
加藤「私は月に数回、東京にある得意先様の本社を訪問しています。バイヤーの方と、カーセキュリティの売り場戦略について相談しながら、新製品の提案から、『どの商品をどこに並べると手に取ってもらいやすいか』といった売り場づくりの提案、またブランド認知度向上だったり、車の防犯に関する啓蒙活動を目的としたイベントキャンペーンの企画提案まで行っています」

加藤「例えば、オートバックスさんやイエローハットさんのような、大手のベテランバイヤーの方々に説明するので、プレゼン力が求められる業務ですね」

加藤「普段は、商談に備えた資料の制作や、出展の調整、POPのデザイン案の制作、リリースの作成なども行なっています。それ以外にも採用活動やSNS運営、展示会、イベント、社長への取材申込の対応なども担当していて、毎日いろんな仕事に関わっています」
――営業事務のお仕事はどんな毎日ですか?
稲生「私は受注入力や売上処理、納期など問い合わせの回答、出荷の送り状の制作などをしています。でもデスクワークだけでなく、出荷作業のお手伝いに行くこともあって。製品が実際にお客様の手元に届くまでの流れを全部見られるので、仕事の点が線でつながり、通常業務に活かすことができています」

稲生「あとは、電話やメールで在庫照会のお問い合わせをいただくことも多いです。なので製品名や知識をしっかり覚えたくて、自分なりのノートを作りながら勉強中です」

▲製品カタログを読み込み、イラスト付きのマニュアルを作成
この仕事のやりがいって?
――仕事中に「これ面白い」「担当してよかったな」と思う瞬間はありますか?
滝「お客様から直接『これで安心して車に乗れます』って言っていただけたときですね。最近は車両盗難のニュースが増えているので、不安を抱えて来店される方が本当に多いんです。お客様一人ひとりの駐車環境や心配な点などをしっかり聞いて、最適なものを提案できたときは達成感があります」

山口「僕は地元・半田出身なんですが、2024年に半田市内の電柱や駐輪場に150台の防犯カメラが設置されたんです。その中には自分が組んだ配線が入っているので、地元に貢献できたのを誇りに思っています」

加藤「私は新しい商品を企画することですね。弊社は33年間カーセキュリティに注力してきた会社なので、長年培ってきた技術やノウハウがあるんです。自分が考えた製品が今後世の中に広まっていくと思うとワクワクが止まりません。犯罪抑止にもつながるので、社会に役立てるんじゃないか、って」

稲生「私は最近、少しずつ製品知識が増えてきたので、問い合わせにスムーズな対応ができ、感謝の言葉を聞けたときは本当に嬉しいです」

稲生「あと弊社には資格補助制度があって、今年の夏に秘書検定2級に合格したんです。働きながらの勉強は大変でしたが、チャレンジしてよかったです!」
職場の雰囲気はどう?
――職場の雰囲気やコミュニケーションについて教えてください。
稲生「入社前に会社見学に来たときから、アットホームな雰囲気を感じていました。実際に働き始めても、わからないことがあればすぐに質問できる環境で、1人で抱え込むことは全然ないです。先輩たちが穏やかに教えてくれるので、安心して成長できています」

加藤「私が特にいいなと思うのは、どんなアイデアでも『いいね!』って受け入れてもらえる雰囲気です。先日、愛知県警を呼んだ自動車盗難防止の啓蒙イベントを発案したんですが、それが実現してテレビや新聞にも取り上げられました。上司も『よくやったね』って評価してくれるので、次はああしよう、こうしよう、とアイデアが湧いてモチベーションも上がるんです」

山口「働き方の面でも恵まれていると思います。土日祝日が休みで年間休日が123日あるので、友達と出かけたり旅行でリフレッシュできます。残業も月6~10時間程度。僕はスポーツが好きなので、退勤後にジムに行って体を動かす時間もしっかり取れています」

滝「セキュリティラウンジのチームは4人なんですが、新しい車種が来たときは全員で相談しながら取り付け方法を考えます。トラブルがあったときも、すぐにみんなで協力して解決できる環境です。特に車は高級車だと何千万円もするものを扱うので、気をつけなければいけない部分では厳しく指導されますが、それもお客様の車と命を守るためなので、成長させてもらっています」

おまけの「お茶会」トーク!
さて、ここまで若手社員のお仕事紹介をお届けしましたが、もう少しお付き合いください。
取材終盤に、すてきな香りの紅茶とお菓子が出てきて、お茶会タイムがはじまったんです。
加藤「本社ではちょっとした社内ミーティングを、お茶会スタイルで頻繁に行なっていて。これからもっと増やしたいです」
先輩も後輩もフラットに砕けた会話ができる雰囲気で、とてもいいなと感じました。
取材時は2025年の12月だったので、みなさんの話題は忘年会のことに。
この年は社長の還暦と会社の60周年祝も兼ねて、南知多の大型旅館で行うことが話されていました。

同社では毎年、忘年会を1泊で行ってきたそうです。でも近年は介護やさまざまな事情を持つ社員を考慮し、日帰りや、お子様の同伴も選択できるように進化。
加藤「もともと社長が柔軟な考え方なので、世間より早く、育休や産休、また半休が取れる制度を取り入れてきたそうです」
社員に小さな子が多い時期は、子どもを招いてハロウィンパーティーや、クリスマスパーティーも開催されていたのだとか。
子どもが親の職場を見たり、親が働く姿を見るって、お互いにとって良い経験ですよね。

加藤「いま敷地内の建物や社内を工事・改装中なので、どこかを公園っぽくしたり、ストリートピアノを置いたりして、いろんな社員や家族、地域の人との交流の場にしたら楽しそうだな、なんて考えてます」

編集後記
今回の取材を通して感じたのは、若手が活躍できる企業文化です。入社1年目の稲生さんが今回の取材をコーディネートし、2年目の山口さんはこれから海外市場向けの製品企画や英語での資料作りに挑戦、同じく2年目の加藤さんは発案した新製品のアイデアを形にしつつあり、滝さんはセキュリティラウンジ20周年のキャンペーン内容を立案したりノベルティ制作も担当――それぞれがクリエイティブなことに触れられる環境があるからこそ、楽しそうに働けているんだなと感じました。
「ものづくり」「車」「社会貢献」に興味がある人や、最新システムに関わりたい人、工学や電気系の知識を活かしたい人はもちろん、若手のうちからアイデアや企画力を発揮したい人に、ぜひ知ってほしい会社です。
